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要旨
人口減少社会の加速化や医療制度改正に伴う医療費の患者負担増などを背景とし、患者のクリニック選定における峻別さは厳しさを増しています。また、多様化する患者のニーズに応えていくことや、地域に根ざした健康の拠点としての希求など現代的応答性が求められる状況にあります。
そうした中、今後ますます「クリニックの独自性(アイデンティティ)の訴求化」と「他クリニックとの差別化」への取組みが必要とされることが予想されます。
「クリニックの独自性の訴求化」と「他クリニックとの差別化」への取組みとは貴クリニックの医療に対する指向や特色、そして患者へのホスピタリティなどを正確かつ丁寧に広く社会に伝達する取組みをいい、ここで提案するクリニックディレクションとはそうした貴医院の独自性の訴求化と他クリニックとの差別化に向けた様々な取組みのうち、『リノベーション』と『ブランディング化』といったデザインを伴う領域による補完的作業をその役割として担うものです。と同時に、クリニックディレクションへ向けた取組みによって「クリニックの今後の進むべき方向に明確な輪郭を与え、かつ新たな方向性の発見を生む」など貴クリニックのコンセプトの進化とスタッフを含めた共有感を形成し、貴医院の発展と地域医療へ向けたさらなる貢献へと繋がることを目的とするものです。

概念図
事業内容
 
1.リノベーション
・「クリニックの向かうべき方向性」と建築空間の一致を目的とした改修[クリニックアイデンティティの形象化]
※建築空間によってクリニックのコンセプトを正確に伝達すること。
※スタッフに対して共有意識化を計ること。
・他クリニックとの差別化を目的とした改修[クリニックの特徴の先鋭化へ向けた取り組み]
・多様化する患者ニーズへの応答性を目的とした改修
・プログラム再編を伴う改修
・増築、減築に依る更新的改修
・余剰空間資源の再構築を目的とした改修
・医業の継承時(代替わり時)における刷新を目的とした改修
・新規関連事業化の検討および促進
  ※医療、保健、福祉の連携等
・経年変化に対する更新を目的とした改修
・スタッフの働きやすさや定着率向上を目的とした改修
・プライバシー向上を目的とした改修
・最新医療化への応答を目的とした改修
・IT化への応答としての室構成の見直しを含む改修
・省エネルギー対策としての改修
・空調、換気、給湯、照明、臭気、節水システムの更新を目的とした改修
・耐震性向上化を目的とした改修
・震災対策としての改修
・新規法令遵守を目的とした改修
・バリアフリー、ユニバーサルデザインの向上を目的とした改修
・家具、備品を含めた美装を目的とした改修
・地域との連関性向上を目的とした改修
 
2.ブランディング化
 ※弊社は貴クリニックのお付き合いのあるデザイナーもしくは協力会社と連携を図りながら補完業務として取り組みます。
・企業におけるCI(コーポレイティッドアイデンティティ)構築の手法を援用したクリニックアイデンティティの構築
※サイン計画
※パンフレット、封筒他、紙媒体資料
・関連施設がある場合は関連施設間の統合性の構築
・新規関連事業化の検討および促進
・SNS(コミニュケーションデザイン)への対応
・Webへの対応(ホームページ、ブログ他)
フロー図

事業フロー
 
1.診断
・建物診断(ハード);「建物の築年数」「インフラを含む設備機器等の劣化状況」「仕様」「法適合性」などの診断
・運用診断(ソフト);「周辺環境の状況(新築時からの差異)」「近年利用状況」などの診断
※上記、ハード、ソフト両面からの診断を行います。
・要望の聞き取り(ドクター、スタッフ)
※どのような問題があり、何を改善したいか、その要望を様々な立場ごとにヒアリングし与件整理を行います。
※与件整理化により問題点や改善点が視覚化され、認識度が高まり関係者間の共有化を計ります。
・多様化する患者ニーズへの応答性確認
 
2.企画
・診断に基づく事業計画書の作成
※事業内容ごとに実行に係る概算を作成するとともに、事業内容に優先順位付けを行い長期的な計画立案とします。
 
3.計画
・事業内容確定後、建築の設計、その他デザイン等に着手
  ※設計監理業務報酬を呈示します。
 
4.施工
・計画内容決定後の工事見積依頼を施工者に行い、工事着手
※施工者に関しては貴クリニックとのお付き合いのある会社を優先し、見積依頼を行います。
・グラフィックデザイン、Webデザイン等に着手
 
5.アフターケア
・完成後の定期検診
 
業務報酬
・診断;4万円/日
  ※交通費、宿泊費は実費清算とします。
・事業計画書;20万円〜
※規模によって異なります。
※事前に呈示します。